「子どもに迷惑をかけたくない」と悩むあなたへ
在宅では、子どもが親の身の回りのお世話をする場面は多いです。
しかし多くの利用者さんは、
「子どもに迷惑をかけたくない」と言います。
今日はそんな親子のお話です。
親は子どもが一番大事
多くの親は「子どもに迷惑をかけたくない」と言います。
訪問する際にも、
「子どもに迷惑をかけるから、入院したことは言っていません」
「子どもに迷惑がかかるから、最期は病院がいいです」
といった言葉をよく聞きます。
でも、子ども側は必ずしも、
「迷惑をかけられている」と感じているわけではありません。
むしろ、
「今まで大切に育ててもらったから」
「できることがあるなら、してあげたい」
そう思っている人もたくさんいます。
末期癌で自宅でのお看取りをされた方がいらっしゃいました。
ご家族が交代で一生懸命にお世話をされており、
ご本人は
「子どもたちに迷惑をかけて申し訳ない」
「こんなに家族に迷惑をかけるなら早く死んだほうがマシだ」
と言われることもありました。
しかし、ご家族はとにかくお父さんのために何かできないかと考えておられ、
お父さんのことをすごく大好きなんだなというのがヒシヒシと伝わってきました。
ご家族へどんなお父さんでしたか?と聞くと、
「子どもの頃から今まで、本当にたくさんの愛をもらって育ったんです。怒られたこともなくて、否定もせずなんでも応援してくれた。
私はまだ何もお父さんに返せてない。だからできる事はなんでも全部したいんです」
と話されました。
どう生きてきたか、どう愛情を受け取ってきたか
人は、突然「老いる」のではなく、
それまでの生き方の延長線上で老いていきます。
なので親にしてもらったことを返したいと思うのは、自然な流れだと思います。
もちろん、すべての親子関係がそうとは限りません。
長い年月の中で、傷つけ合ってきた関係もあります。
親が望んでも、子どもが距離を置くこともあります。
「これまで散々傷つけられてきたので、今さら関わるのは難しい」
「何もする気はないので、よほどの緊急以外は連絡しないでほしい」
と言われることもあります。
介護の場面になると、
それまでの家族関係が、静かに表に出てくることがあります。
ご本人も「自分が好き勝手生きてきたから、しょうがない」と悔やまれていることもあります。
子どもだから何でもして当たりまえとも思わないですし、そこは親子の問題です。
私たちは、目の前の利用者さんがどうやったら希望に沿った生活ができるか、他の選択肢を考えるまでです。
"迷惑をかける"より"ありがとう"がイイ
私にも子どもがいますが、
やはり自分が将来誰かの助けがないと生活が難しくなった場合、子どもには絶対に迷惑をかけたくないと思います。
ただ一方で、自分の親に対して思うのは、
「何かしてあげたい」という気持ちです。
きっと私の親も、私に迷惑をかけないように本音を言わなかったりすると思うんです。
けどそれは少し寂しいな、、と感じます。
”子どもに迷惑をかけたくない”
その気持ちは、子どもを大切に思う親心なのだと思います。
子どもは、親に何かを返せる時間が永遠にあるわけではありません。
親のために何かできる時間が、あとから大切な記憶になることもあります。
「何かしてあげたい」という子どもの気持ちを
素直に受けとめて、
「ありがとう、嬉しいよ」と言ってあげてみてください。
それは、迷惑をかけることではなく、
これまで注いできた愛情を、少しだけ受け取る時間なのかもしれませんね☺️
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今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。



なっちさん、心のこもった温かい記事ありがとうございます。親の心心知らずと言いますが、子供の心も親は理解していないのかもしれませんね。一方的な愛情と言うよりも相互の愛情がこれからは望まれる時代なのではないかなと思いました!
なっちさんのような間に入る方がいると、親子の思いを間接的に伝えてもらって気持ちが繋がることもあるのかな、と思いました☺️🍀
アダルトチルドレンさんのカウンセリングをしていると、親への不満はあるけど、もう老い先が見えてるからこのまま不仲でいるのも‥という思いをもたれてるクライアントさんに出会います。さみしい最期になる前に、わだかまりを解かすお手伝いをもっとできたらいいな、と思いました😌